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『今までのレンズは・・・』 |
※ガラスレンズは、キズ・熱には強い素材ですが、汚れやそのお手入れは面倒なモノでした。
※また、プラスチックでは標準の水やけ防止コートがなく、コートに水の染みが付く事がありました。 |
『新コートは・・・・・』 |
※油や汚れをはじきます。
※お手入れ簡単、快適機能
※水やけの防止で安心 |
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ガラスレンズの秘密 その1 |
『生まれたてのレンズは泣き虫』
※出来立てのガラスレンズ(特注品)は、マルチコーティングが刺々しい状態です。
袋から出して拭くとキュッキュと音が鳴り、抵抗感があります。 |
※枠いれの加工の際に、保護テープを貼りますが、そのノリ痕が残り
レンズが曇った際に見えることがあります。 |
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『なに?この模様』
『作りたてのガラスレンズを暖かい室内に持ち
込んだ時に見える事も・・・』
(実際に北海道のお客様に送りしたときの エピソ ードです。)
※この様なノリ痕や曇りが気になるようでしたら ご相談下さい。 |
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『ご心配いりません』 |
※ご使用になられてる間に、何度も拭きあげる過程でコートが馴染み
つるつるになっていきます。(ノリ痕は消えてなくなります。) |
※プラスチックのコートの様に徐々に剥がれていくのではなく、長期間安心してご使用頂ける製品です。 |
超撥水コート付き |
従来のマルチコート |
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加工用の保護テープを貼ったところ |
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超撥水の場合
●写真では見えにくいが少しだけ見える
●ノリはメガネ拭きでふき取る事が出来ます。
●プラスチック撥水と同様つるつるしてふき取り易い
撥水の違いを是非、体験してみてください |
通常マルチコートの場合
●曇った時に保護テープのギザが浮き上がる
●拭き取る事が困難な為、しばらく痕が残ります。
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ガラスレンズの秘密 その2 |
『耐熱性は300℃ でもサウナは厳禁!』 |
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※もともと、加熱して製造する素材の為、熱を加えても安心の素材です。
※しかし、サウナは×ダメ!フレームが加熱され火傷する事があります。
もちろん、フレームが変形して使えなくなる事もあります。 |
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プラスチックレンズとガラスレンズの加熱実験
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ガラスレンズはこんな時は安心です。 |
車内に置く、サングラスやドライブ専用眼鏡、お風呂用に適しています。
真夏時の車内温度は60〜70℃にもなるともいわれます。
プラスチックレンズをお使いの方は気を付けてください
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たった1%・・・もったいない!
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メガネレンズの素材には大きく分けて2種類あります。
1%ガラス『希少な存在』 99% プラスチック
※現在、メガネの主流はプラスチック高品質光学製品は全てガラスレンズ
それは『驚異の解像力』 『耐久性!』 『ガラスはこだわる方のレンズです!』
カメラマンなどのプロ使用の眼鏡やシャープな視界ご希望の方へ |
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ガラスレンズの透明感
本当にシャープに見えるかの検証! |
検証 比較ガラスレンズとプラスチック
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プラスチック・ガラス共に5枚ずつ重ねてあります |
神保町店で直接ご覧下さい |
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あなたはどちらを選びますか? |
ガラス素材 |
プラスチック素材 |
長所 1 |
キズ・熱に強い
※表面の耐久性 |
長所 1 |
軽い・割れにくい
※高い加工性
ふち無し・ナイロール枠対応 |
長所 2 |
強度近視対応
※近視レンズ最高の薄さ |
長所 2 |
種類・カラーが豊富
※両面非球面設計有り |
短所 1 |
重い?・割れ易い
※フレーム制限有り |
短所 1 |
寿命が短い
※1年半〜2年 |
短所 2 |
カラー制限
※設計・種類も少ない |
短所 2 |
熱・キズに弱い
※コートが弱い |
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検証『ほんとに!ガラスレンズは重いの?』 |
ガラスとプラスチック の重さ比較 |
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屈折率 1.6 同度数比較 |
削る前の丸いレンズだと約二倍の重さです |
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小さめのセルフレームに加工 重さ比較・・・・! |
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あれ!?重さの差はなんと! 一円玉4枚より軽い
3.42グラム、ほとんど変わらない重さでした。
大きなフレームだと重くなりますが、
小さなフレームだと厚い部分が削られる為
あまり変わらない重さになります。 |
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ガラスレンズの良さを再確認! |
素材 |
ガラス |
ガラス |
ガラス |
プラスチック |
設計 |
非球面 |
非球面 |
球面 |
非球面 |
屈折率 |
1.892 |
1.807 |
1.807 |
1.67 |
比重 |
3.97g/c.c. |
3.50g/c.c. |
3.50g/c.c. |
1.36g/c.c. |
アッベ数 |
30 |
34 |
34 |
32 |
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中心から25mmと30mmの位置における厚さ |
度数 |
25mm |
30mm |
25mm |
30mm |
25mm |
30mm |
25mm |
30mm |
-4.00 |
2.2 |
2.8 |
2.5 |
3.0 |
2.4 |
3.2 |
2.8 |
3.6 |
-6.00 |
2.8 |
3.7 |
3.0 |
4.1 |
3.3 |
4.5 |
3.7 |
5.0 |
-8.00 |
3.5 |
4.7 |
3.9 |
5.3 |
4.1 |
5.7 |
4.7 |
6.4 |
-10.00 |
4.2 |
5.7 |
4.7 |
6.5 |
5.0 |
7.1 |
5.8 |
8.0 |
上記数値はメーカー各社より開示されたデータを使用しています。
なお、ガラスレンズの屈折率はメーカーにより若干の違いがございます。
より詳しい内容のお問い合わせは、『お見積り・お問い合わせ』フォームよりご連絡をお願い致します。 |
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ガラスレンズの秘密 その3 |
注意: 99%には根拠がありません。 『れんず屋』感想です! |
※国内のレンズメーカーの製造比率では5%程度、ガラスは生産されています。
※しかながら、SEIKOなど一部のメーカーはガラスの製造を中止
海外製のプラスチックレンズが大量に輸入されている事からこの様に表現いたしました。
※参考に、製造拠点、No1 大阪の地場産業
福井・福島でも生産されています。 大手メーカーの在庫レンズは海外製造されています。 |
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@基材(セミ材)から荒削り |
Aスムージング 研磨パッドを使い水をかけながら削る |
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Bスムージングの拡大写真 |
Cポリッシングさらに細かく磨き、鏡面状態にする |
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Dハードコート処理 |
Eマルチコート処理 (真空蒸着の様子) |
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上記は、プラスチックレンズの製造工程です。ガラスレンズも同様に手作業で作られています。 |
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セミ材→研磨→コーティング→出来上がり |
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@セミ材(基材)表カーブはすでに出来ている |
Dマルチコート処理をして出来上がり(反射が緑色) |
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A荒削り 内側砂梨地の状態 |
B梨地の色が半透明に |
Cポリッシング前 ほぼ透明に |
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ガラスレンズはこの様な方へお勧めします。 |
●強度近視の方でレンズの厚みも薄くされたい方
屈折率 プラスチック 最高 1.76 素材
ガラスレンズにはさらに薄い 1.8 1.9(世界最薄)素材がございます。 |
●キズに強い
ホコリが多いところ、農作業などではプラスチックではすぐにキズが・・・
※ファインダーを覗くカメラマンの方 |
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●熱に強い
高温環境で仕事をされる方 プラスチックでは熱クラックが発生!
※中華料理やフランス料理のコックさんなど
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●眼の感度がよい方
プラスチックレンズでは曇った様に見える方
※色のにじみが感じる方は、1.70スーパーマルチ・1.60 1.53の
高アッベ数素材をお勧めいたします。 アッベ数についての詳しい説明はこちら
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●耐久性を求める方
プラスチック素材は1年半〜2年がコートの寿命です。
※ガラスレンズは安心して3年以上お使いいただけます。 |
●光学製品は 絶対に『ガラス』と解像度にこだわる方 |
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ガラスレンズの注意点 |
フレーム形状・サイズに制限が・・・
こんな枠には加工できません!
※穴を開けるふち無しフレーム
※レンズに溝を掘る、ナイロールフレーム
外径(レンズの大きさ)の設定が大きいフレームでは
偏心特注が必要な場合や加工できない場合があります。 |
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瞳の位置にレンズ中心を合わせるので
フレームに入らない場合があります。 |
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大きなフレームのイメージ |
上 ナイロール 下 ふちなし |
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加工時の注意!・・・加工ミス!? |
ガラスレンズは、サイズを小さくして加工します。
フレーム形状とレンズカーブを出来る限り、合わせます。
プラスチックと異なり、ガラスレンズは少しでも、大きく加工すると使用中にヒビや欠け、割れる事があります |
そこで、レンズを保護する為に |
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ジェルパッキン(ハイポセメント) |
ミゾセル(U字上の細長い板のような物) |
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※加工の際に、小さめ(少し動く位)にレンズをカットし、ジェルパッキンやミゾセルを入れます。
当店ではジェルパッキン使用(液体パッキン) |
こんなことも・・・ |
※他店で購入されたガラスレンズが外れたときに、ミゾセルが出てきました。
『加工が下手!』・・・『いいえ、ちゃんとした加工方法です!』 |
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耐久性抜群??『○○では洗ってはいけない?でも、洗いましょう!』 |
通常、お風呂程度の温度でしたら安心ですが、シャンプー・石鹸では洗わないで下さい
アルカリ性・酸性の溶液は、コートを溶かし、剥離させます。
中性溶液(一例ママレモン)以外ではコートを痛めます。
また、雨や汗などが付いた状態では、コートに染みや水ヤケが起こります。
すぐに水洗いをして下さい。(酸性雨はレモンと同じ位の酸性) |
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シャンプー・リンス |
ハンドソープ・固形石鹸 |
ボディーソープ |
お掃除用洗剤 |
アルカリ性 |
アルカリ性・酸性 |
アルカリ性 |
アルカリ性・酸性 |
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成分が表示されていない物もありますが一般的に使用しないで下さい |
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この様な注意書きも・・・ |
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ご注意
注意書きには、眼の保護に眼鏡等と
記載されている物があります。
使用後には、必ずメガネを流水などで
よくすすぎ水分をティッシュなどで吸い取って下さい |
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アルカリ性・酸性洗剤がレンズに付着した場合は速やかに水洗いをし、水分をよく拭き取ってください
油汚れや、クリーニングの際には、中性洗剤と表記のわかる物をご使用いただくことをお勧めいたします。 |
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ガラスの寿命を決めるのは、あなたの取り扱い方法です! |
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ガラスレンズいろいろ!! いくつご存知ですか? ガラスの秘密! |
1.『クラフトレンズ』匠の技 |
プラスチックでは対応できないのにガラスなら可能! |
東海光学製『クラフトレンズ』
不可能を可能にします。 |
一例『超強度近視レンズ』 |
『スムースライン』 通常のガラスならこの様ですが |
スムースラインのクラフトレンズはこんなに薄く! |
スムースラインと通常レンズの比較(同屈折1.80) |
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スムースライン加工 -15.00 |
通常ガラスレンズ -15.00 |
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スムースラインは中央部分にレンズの度数を入れたドーナッツ状のレンズです外側は度数が入ってません |
通常のレンズ 最大外径まで度数が入ってます |
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スムースライン外径の厚み2.94ミリ |
通常のレンズ最大厚11.81ミリ |
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こちらのレンズは神保町店でご覧いただけます。
神保町店店頭サンプル |
有効軽(中心から20ミリ辺り)最大厚4.35ミリ |
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加工一例 -35D屈折率1.80のレンズ
(スムースライン・クラフトレンズ) |
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通常レンズで作ると赤い部分の様な厚みになります |
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-35.00のスムースライン加工後の写真 |
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クラフトレンズ一例 強度数プリズムレンズ |
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2.『スーパーマルチ』 アッベ数52 |
色収差に敏感な方、シャープな見え方を追究される方 専用レンズ
1.70素材+非球面+高アッベ数52の驚異のレンズ
通常のアッベ数 1.70では40 スーパーマルチは52 |
大阪 ホッタレンズ製 隠れた逸品です |
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屈折率
数値が大きいほどレンズが薄く軽くなります。度数の強い方は、屈折率の高いものを選ぶと効果が出ます。
度数が弱い方は、薄型を選択しても効果がない場合があります。
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アッベ数
数字が大きいほど、色収差(にじみ)が少ないレンズです。
光がレンズを通過する際に、光(色)の波長によって色のズレが生じます。このズレが色収差です。
アッベ数の違いを目で感じられる方は少ないですがガラスからプラスチックに変更した場合など
レンズ周辺が虹色に見 える方もいらっしゃいます。
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色収差についての詳しい説明はこちらから |
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この様に見える方へ プラスチック・ガラス 共にレンズをお選びの際には高アッベ数素材をお選び下さい |
色収差の見え方 プリズムレンズで撮影 |
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青・赤・黄色分解されて見えます |
プリズムレンズ |
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黒と白などのコントラストのハッキリした部分などに、収差の色は出易い |
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3.『#3 シャドースリー』 サングラスレンズの元祖 |
『このレンズを知らずして、サングラスは語れない』 |
分光透過率計(神保町展示) |
レイバンカラー 開発ナンバー3
※レイバンサングラスとして最初に完成・販売されたレンズ
パイロットの眼を保護する為に開発された軍事モデル
※1930年に米空軍採用
紫外線99% 赤外線96%カット 機能の為に生まれた色!
この機能を発揮した時のカラーが#3『レイバングリーン』
福島 S・T・I 製 眼を守る 高機能度付き対応レンズ
度付き G31・シャドースリー 1.527素材
レイバンサングラスの歴史はこちらから |
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#3 プラスチック |
#3 ガラス |
シャイニーグリーン(プラスチック) |
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ガラスレンズの練りこみ |
カラー:#3(シャドースリー)
1930年パイロットの眼を守る為に
開発されたレンズ〔米空軍に正式採用〕 |
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紫外線99% 赤外線96%カット 現在でも通用するスペックを実現 |
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←練りこみ度付きレンズ
ガラス度付きの場合には、素材にカラー材を
練りこむ為、厚みによって色の濃さが変わります。
近視の場合(マイナス)には度数が強くなると中心が
薄くなります。 |
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●分光透過率計で計測したデータ |
同じ色の様でも下の図のように違いがあります |
ガラス#3は赤外線のカット能力は優れているようです |
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青#3 プラスチック 赤 #3 ガラス |
青 シャイニーグリーン 赤 #3 ガラス |
#3カラーのガラスとプラスチックの色合いが同じでも性能は異なります。
ガラスは赤外線をカットします。
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メガネレンズの元祖なのに・・・!? |
ガラスレンズをお求めのお客様からこんな話を聞きました。
あるメガネチェーン店でお客様が聞いた台詞です。
スタッフの回答 『ガラスレンズはもう作られてません!』
あるスリープライスショップの店員のコメント
スタッフの回答 『ガラスのメガネレンズあるんですか?』
安心してください! 『ガラスレンズは健在です!』
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ガラスレンズの秘密 その4 |
『なぜ、チェーン店や低価格ショップでガラスレンズが販売されていないの?』
実は、ガラスレンズは『原価が高い』
『加工や調整に少し技術と手間が必要』 これが理由です。
ガラスレンズは昔からあるレンズの為、販売設定におおよその相場観があります。
しかしながら、製造工程は現在でも人手と手間が掛かる為、原価は高いままです。
カットする加工にも手間と技術が少し必要。
眼鏡店にとっては、リスクとコストが掛かる製品です。
一方、プラスチックレンズは後発で開発されましたが当初はコストが高く
高価格設定で販売されました。
逐次、新製品が出来ると共に、技術的に量産が可能になり
今では海外製に於いては信じられない原価の製品になりました。
低価格のメガネが出来た一因には、低価格原価品・加工技術の不要があります。
同業者の眼鏡店の中には販売レンズ全体の15%以上ガラスという凄いお店があります。
ガラスレンズの良さを知る職人さんのこだわりを感じ敬服します。
『れんず屋』では3%位かな? 推進していきたいと思います。 |
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ギラlッピカなフラットレンズでもガラスとプラスチック の違いが・・・ |
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やっぱりガラスは反射もシャープな感じです。
表面の反射面を比べるとプラスチックの反射面が歪んでます(枠に入れると多少歪みが出ます)
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ガラスフラットレンズ |
プラスチックフラットレンズ |
ご注意:カーブの強いメガネフレームや硬いフレームには入れられません
多少フレームが広がる場合がございます。
フレーム購入前に、ご相談頂く事をお勧めいたします。
フラットレンズ 詳しくはこちらをご覧下さい |
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