見え方比較をしたのは7種類のレンズ
【体験者】
名前:古屋 和義 生年月日:1965年8月29日 年齢:45歳 血液型:B型
【度数】 度数データの見方について詳しくは
コチラ
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球面度数 |
乱視度数 |
乱視軸 |
加入度 |
右 |
S -3.25 |
C -0.50 |
Ax 150 |
ADD 2.00 |
左 |
S -3.00 |
C -0.25 |
Ax 50 |
ADD 2.00 |
PD(瞳孔間距離):67mm (中近の場合は 65mm で作製)
EP(アイポイント フレーム中心ラインからの目の高さ):2up |
【注意点】
『加入度設定が年齢的に強すぎるのでは?』・・・疑問を持つ方に
今までは、加入 1.00D 1.50D の比較をしてきましたが、
ハイグレードクラスの遠近両用では、加入度が少ないと見え方に差が出にくいため、
今回は加入 2.00D での比較をしました。
- アリオス 累進帯長14mm 加入 2.00D
【外面累進設計】
- セットなどに使われる低価格帯製品
- 遠方がスッキリ見える(ハード設計に近い?)。視野の広さも十分で歪みはほとんど気にならない。
- 中間・近方の視野の狭さは当然感じる。
下側方視は厳しい。(オートバイの運転などでの側方確認)
- サミットプレミアム 累進帯長14mm 加入 2.00D
【外面累進設計】
- 製造終了となった「サミットプロ/CD」からモデルチェンジした主力遠近両用累進レンズ。
- 外面累進設計としての完成度は高い。
加入 2.00D 以下・近視系の方なら問題はないと思う。
- 両面複合累進設計[BOOM]と比較すると、やはり視野が狭く感じる。
- バージョンアップした「サミットTF」が出た為、影が薄くなる。
- サミットTF 累進帯長11mm 加入 2.25D
【外面累進+両面非球面設計】
- 両面複合累進設計の技術を取り入れ、度数別にレンズ内面で収差を補正。
「サミットプレミアム」から更に視野を広げた製品。
- この製品のみ、
「累進帯長 11mm」
「ヴィーナスガードコート ラピス(ブルーライトカットコート)」
「キャリアカラー ブラウニッシュイエロー15%全面(ブルーライトカットカラー)」
「加入 2.00D から 加入 2.25D に上げた」
為、他のレンズとの同一比較にはなりません。
(条件変更でどの程度違和感が出るのかの検証用)
- 参考までに、
「累進帯長を短く」「加入を上げた場合」「カラー」
当然、近方は見やすくなりますが、掛けていると視野が狭く、ユレも感じるので、「累進帯長 14mm」との併用はしない方がよいと思う。
- FD 累進帯長14mm
【両面複合累進設計[BOOM]】
- ハイグレード遠近両用累進レンズの定番。これを選べば間違いないと思う。
- 外面累進設計・内面累進設計と比較して圧倒的に視野が広い。スムーズ。
- 側方の視野が広く、横においてあるパソコンのモニターなども楽に見える。
- ユレ・歪みはほとんど無い。(クレームなどもほとんど無い。)
- ID 累進帯長14mm
【両面複合累進設計[BOOM]】
- 革命的な初代「両面複合設計」。ロングセラー。発売から10年過ぎたが、安定した性能。
- 「FD」に比べ、中・近方部が広い。また見やすく感じる。
遠方・中間の側方視は少し狭いかな??(「FD」と比較して)
- 「トリニティー」と「FD」に挟まれ、販売数は極端に低い。
- 「両面複合累進設計[BOOM]」で1.70素材が唯一ある!近方重視の方にはオススメ出来る。
- トリニティー Bタイプ 累進帯長14mm
【両面複合累進設計[BOOM]】
- 遠近両用累進レンズの最高峰!目的別に3タイプから選べる(S/M/Bタイプ)
「ID」「FD」より明らかに視界はワイドになる。
- ユレや歪みはほとんど感じられない。視野の広さなどもほとんど単焦点レンズと同じように感じる。
- 遠近両用累進レンズで敵はいない。これだけ歪みを感じないのなら、加入を高めて近方視を重視しても良いと思った。ライバルは中近レンズ「IDクリアーク」。
- 参考 JAZ 累進帯長20mm
【両面複合累進設計[BOOM]】
- 中・近方を重視した異色?の遠近両用累進レンズ(次世代型)。
遠近両用累進レンズと中近の中間に位置する。詳しくは汎用遠近両用累進レンズにで紹介。
- 遠方アイポイントで、全加入度の 19%加入有り。
- 通常の遠近両用累進レンズのライバルとなるか?今は余り知られていない存在。