小さなフレーム専用設計
小さなフレームはヨーロッパで発生した流行ですが衰える気配を見せず、すでに一分野として定着してます。
欧米では数年前からこの流れに対応するべく、累進帯の短い遠近両用メガネレンズが相次いで登場しました。
しかしながら、累進帯をただ短くしただけでは満足度が得られず、真の専用設計が望まれていました。
バリラックスエリプスは天地幅30mm以下の小さなフレーム専用設計。
多くの生理学的研究を通じて小さなフレーム専用設計の遠近両用メガネレンズを開発しました。
天気のよい休日。
いつもよりおしゃれに決めてみよう。
メガネはどれを合わせようかな。
エリプスにしてからメガネを選ぶ楽しみが加わった。
小さなフレームの特性に合わせた最適視野設計

一般的にフレームの天地幅が30mm 以下のものが「小さなフレーム 」として認識されています。
フレームのサイズが小さいということは、メガネを通して見る全体の視野も、
大きなフレームに比べると狭くなってしまうという不利な点があります。
また、小さなフレームは、大きなフレームに比べて、玉型の縦横比が一般的に横長になっています。

狭い視野でかつ横長形状の視野に最適な遠近両用メガネレンズをご提供するために、
バリラックスエリプスは小さなフレームの遠用部周辺までクリアで広い視野を確保しております。
非点収差を小さなフレームのに合わせて配分し、アイポイントから左右に約140゜の遠用明視域を確保しています。
これは、一般的な累進帯の短いタイプのレンズ (11〜12mm) に比べて約20゜も広くなっています。

風をきって颯爽とドライブ。
スタイリッシュで小さなメガネなのに、
視界の広さとクリアさがうれしい。
小さなフレームの特性に合わせた最適加入度設計

メガネを通した全体視野はフレームの形によって限定されてしまいます。
玉型のサイズは遠用から近用への視線移動にも影響を与えます。
単焦点レンズで自然な視線移動を求めると、小さなフレームでは、通常サイズのフレームに比べると、
眼球の下方回旋角が約15゜小さくなり、残りを頭の傾きで補うという結果になりました。
これはフレームサイズ(天地幅)が小さいと、それだけで視線移動量(眼球回旋)も少なくなるという調査結果です。

そのため、小さなフレームで遠近両用メガネレンズを使う場合、フレーム内に近用度数が残るというだけでなく、
小さいフレームに合わせた回旋角を考慮した加入度設定が求められます。

バリラックス工リプスは累進帯の長さを9mmとし、
近用度数 ( 加入度の85%) に達するための回旋角を18゜に設定。
そのため、小さいフレームを装用した場合でも、
理想的な位置に近用度数が設定され、自然な視野が得られます。
行きつけのオープンカフェで
ちょっとひといき。
手元までよく見えるから、
カフェ・オレを味わいながら
本を読むのが近頃のスタイル。
マルチデザイン採用の度数/加入度最適化設計

遠用度数と近用度数の組み合わせによって変化するプリズム量を考慮し、
設計を変化させるマルチデザイン手法が採用されています。
プリズム効果を考慮して近用部のインセットを可変させ、あらゆる処方において自然で快適な視野が得られます。

 
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