強制加工
強制加工とは?

強制加工とは、レンズをフレームに入れる際に作る「ヤゲン」を極力、フレームカーブに合わせて
加工する方法です。この加工を施す事により、カーブの浅い「非球面設計」や「両面非球面設計」の
レンズでも“フレーム形状の変化”を最小限に抑えメガネを作る事が可能になります。
注意: 強制加工を行った場合、レンズがフレームの
    前面に飛び出してしまいます。
    極端にレンズとフレームのカーブ差がある場合、
    強制加工を施してもフレーム形状が変化する場合が有ります。

強制加工をする場合
 @ 球面レンズ向きのフレームに非球面レンズを加工する場合
強制加工で、フレームの広がりを抑える
 少しカーブのある球面設計レンズ向きのフレーム
 球面設計レンズと非球面設計レンズで通常加工した状態
球面設計レンズ
通常加工
非球面設計レンズ
通常加工
右側 非球面設計レンズを使用し強制加工をしない場合(通常加工)では、
写真の様にテンプル部分(
)が広がってしまいます。
メガネを装着した時にゆるく、掛け心地が悪くなります。
 球面設計レンズで通常加工と、非球面設計レンズで強制加工した状態
球面設計レンズ
通常加工
非球面設計レンズ
強制加工
右側 非球面設計レンズを使用し強制加工した場合
通常加工と違い、テンプル(
)が中央側により
フレームは広がらない。 掛け心地も加工前と変わらない。

 A カーブのあるフレームに球面設計レンズを加工する場合
カーブ形状が浅い場合や強度数の方の場合、球面設計レンズで対応することが出来ます。
【注意】カーブの強い枠(6〜8カーブ)で球面設計レンズの強制加工は出来ません!
メリット 安い・薄い・ユガミが少ない
デメリット 出来上がりのイメージが変わる
(外側にレンズが飛び出す)詳しくは
加工一例 @ハイカーブレンズ加工例 A球面レンズ強制加工例  
A球面レンズ 強制加工 @ハイカーブレンズ 通常加工

強制加工をすることで、レンズはフレームより前に飛び出ますが、
カーブのあるフレームにレンズを入れることが出来ます。

 B 6/8カーブなどのハイカーブフレームには球面レンズは対応不可!
※強制加工をしても、カーブが合わない。
※フレーム形状が大きく変化する。
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