C正視?近視?遠視?老眼?〜あなたの「眼」はどのタイプ? 正視編〜
遠くは見える!メガネは不慣れ・・・
遠くは見える!目が良い! でもメガネは不慣れ!
目は良いと思っていたのに45歳位から近くが見えにくくなってきた!
『メガネなんか掛けたくない!!』・・・皆さんそう思っています。
眼のメカニズム
【正視の眼とは】
正視の屈折状態図
調節休止状態で光のピントが網膜に合う為、遠くのものがはっきり見える。
調節休止状態で、遠く(5m以上)からきた光(映像)が、
角膜(40D)・水晶体(20D)のプラスレンズを通して、
網膜に焦点が合う眼を指します。 遠点は無限大∞。
虫眼鏡で太陽の光を黒い紙の一点に集める様な状態です。
眼の屈折と眼軸長のバランスが取れている眼=正視
正視は遠くは良く見えますが、老眼になると近く(書類・新聞など)は見えにくくなります。
『遠くが見えるので、度付きメガネは使った事がない!』 『メガネは掛けたくない!』
『メガネを掛けると違和感がある』『近くを見る時だけメガネを使う』
・・・そうです!正視はメガネに不慣れな眼です。
遠近両用レンズは、老眼鏡と異なり毎日掛け続ける常用メガネです。
特に、初めて遠近両用を使う場合、レンズの違和感よりメガネの違和感が大きく
近くを見るときだけ掛ける方や、足元が裸眼より見えにくいので、
すぐに外してしまう方が多くいらっしゃいます。

正視の方の遠近両用レンズ選択一例
遠近両用をオススメできる方
*老眼鏡の掛け外しが面倒と思われる方
*すぐに中間視(パソコン)近方視(書類・新聞)など見たい方
*メガネを掛けたまま外出、外でも使いたい方
遠近両用をオススメできない方
*常用したいと思わない方『掛けたままは嫌!』
*ご自宅や職場など室内だけでしか使わない方→中近レンズや近近レンズをご提案します。
正視の方や遠視の方は、特に加入度数が強くなると遠近両用レンズに慣れにくくなります。
一度失敗した方・人の話を聞いて使いにくい・危ないと思っている方
遠近両用レンズにも良い点はたくさんあります。
早期装用と見え方の体験だけでもオススメします!

C正視?近視?遠視?老眼?〜あなたの「眼」はどのタイプ? 近視編〜
遠くが見えない!メガネは愛用・・・
遠くが見えない!だから眼が悪い!・・・本当に??
メガネは愛用品!・・・子供のときから使っている!
メガネは必需品!・・・メガネに慣れているどころか、無くては困る!
メガネを外せば小さな文字が読める・・・老眼にならない?→遠近メガネが無くても困らない?


【近視】とは、どんな眼なのでしょうか?
眼のメカニズム

【近視の眼とは】
近視の屈折状態図

水晶体の屈折力が強い(屈折性)・角膜から網膜までの距離が長い
(軸性)などの理由でピントが網膜の前で合う為、遠くがぼやけます。
近視の遠点図

眼前有限の距離から発する光は網膜上にピントが合う為、
近くのものは良く見えます。
調節休止状態で、遠く(5m以上)からきた光(映像)が、
角膜(40D)・水晶体(20D)のプラスレンズを通して、
網膜の
前方に焦点が合う眼を指します。
※眼の屈折が強すぎる場合(屈折性近視)
※眼軸長が長い場合(軸性近視) ※遠点は眼前有限距離
近視の補正図

マイナスレンズで光を広げ、ピントを網膜上に合わせます。
眼前に焦点が合っている状態を(−)レンズで補正し、
遠くを見えやすくしています。
近くを見るのが得意で遠くが見えない=近視
近視は、遠くが見えない悪い目ではありません。
裸眼状態で近くのものにピントが合っているので、遠くは見えにくい眼です。老眼にもなります。
45歳以上になると、遠くが良く見えるメガネでは近くが見えにくくなります。
近視の方は、メガネを掛けなれているので遠近両用レンズにも慣れやすい眼です。
常用レンズとして毎日ご使用になれます。
近視の方の遠近両用選択一例
遠近両用をオススメできる方
*掛け外しが面倒と思われる方
*常用メガネで快適に遠くから近くまで見たい方
*裸眼でもパソコン作業や書類などの近業作業距離が見えにくい方
遠近両用をオススメできない方
*裸眼同等の近くの見え方を求める方。
近視度数−2.00〜−4.00の方の場合には、裸眼の状態で焦点距離が50cm〜25cmなので近くのものが広範囲に
見えますが、遠近両用の場合にはレンズの近方部が小さい為、裸眼よりも狭い視野で見ることになります。
『一度作って使えなかった』『足元が怖い!』『歪んで見える』『くらくらする』
この様な場合には、原因は必ずあります。
(加入度数が強すぎる事や、アイポイントの設定ズレ、フィッティング不良(掛け具合)など)

ご安心下さい! すぐにお使い頂けます!
★見た目も変わりません。(線が入る遠近両用ではありません)
★使っているメガネのフレームにレンズを交換することもできます。
★足元が見えにくくなることも少ないです。
早くお使い頂くほど、何の抵抗感・違和感もなく、遠近両用累進レンズをお使い頂けます。

C正視?近視?遠視?老眼?〜あなたの「眼」はどのタイプ? 遠視編〜
近くが見えにくい!遠くは得意?
視力「1.2」や「1.5」「2.0」だから、遠くは良く見える!
おかしいな・・・ 40歳位から、近くが見えにくい! 眼精疲労?
『メガネなんて、不要と思ってた』、『掛けたくない!!』
眼は良い! 遠くは得意なのに・・・・ でも、近くが・・・
【遠視】とは、どんな眼なのでしょうか?
眼のメカニズム


【遠視の眼とは】
調節なし
水晶体の屈折力が弱い(屈折性)・角膜から網膜までの距離が短い(軸性)などの理由で
ピントが網膜の後ろで合う為、遠くがぼやけます。(調節休止状態)
調節あり
水晶体に調節力がある場合には、調節力を使って遠くの物にピントに合わせる事が
出来るので、遠方視力が1.0〜2.0など出ます。
その分、常に調節力を働かせている為、目が疲れやすいのが特徴です。
度数・程度にもよりますが30代後半から近くが見えにくくなります。
調節休止状態で、遠く(5m以上)からきた光(映像)が、角膜(40D)・水晶体(20D)の
プラスレンズを通して、
網膜の後方に焦点が合う眼を指します。
※眼の屈折が強すぎる場合(屈折性遠視)
※眼軸長が長い場合(軸性遠視) ※遠点は眼後有限距離
遠視の補正図
プラスレンズで光を集め、ピントを網膜上に合わせます。
眼後に焦点が合っている状態を(+)レンズで補正し、遠くを見えやすくしています。
無意識に見ようと調節(ピント合わせ)をしている眼=遠視
遠視は、遠くは見えていますが常に無意識に見ようと調節(ピント合わせ)をしています。
遠くを見ている時にすでに調節力を使っている為、
老眼の症状が近視・正視と比べ早く感じる事があります。
遠視の方は老眼になっていなくても、近くを見ることが苦手な眼をしています。

遠く用のメガネを掛けた方が疲れないので良いですが、
遠くが見えるので『メガネなんか必要ない』と思われることがほとんどです。
遠視の方は、視力が良く『遠視』を自覚することは少ないので、
メガネ屋や眼科に無縁と思いがちですが、疲れる!近くが見えにくいなど感じたら、
是非、眼科の受診とメガネ装用のご相談をおススメ致します。
遠視の方の遠近両用選択一例
残念ながら、最も遠近両用累進レンズに慣れにくいのが遠視の方です。
遠近両用をオススメできる方
*掛け替え(遠用・近用)が面倒と思われる方
*常用メガネで快適に遠くから近くまで見たい方
遠近両用をオススメできない方
*常用したいと思わない方『掛けたままは嫌!』
*老眼鏡しか使わない方→中近レンズや近近レンズをご提案します。
老眼鏡さえあれば、普段困らない!遠くは見えるから、外ではメガネを掛けたくない!
足元は、遠近両用レンズより裸眼の方が見えやすい! メガネの見え方に違和感がある!
・・・でも、このままだと、いつまでも不自由な事が続きませんか?

老眼(調節力の低下)が進むと加入度が強く必要になり、
もっとメガネレンズに慣れにくくなります。 何か良い方法は・・・
遠視の方にも2通りの方がいらっしゃいます。
T.遠用メガネを使っている方
◆普段、遠視用のメガネを掛けている方 ◆遠視を自覚されている方
*遠用(遠視用)の見え方・効果をご存知なのでメガネを掛ける事に抵抗はないと思います。
*遠近両用は、凸(プラス)度数をメガネレンズの下方に追加(加入)します。
  その分、足元が見えにくくなり違和感がでます。(裸眼より見えない場合が)
*遠視の遠近両用レンズは歪みが強く出ますので、加入度は弱めに設定を!
  特に初めての方は、加入度を1.25D以下をお勧めします。
  初めて掛ける遠近両用は
加入度を弱めて少しずつ慣らしていきましょう。
U.遠用メガネを使っていない方
◆遠くを見るメガネを使った事がない方 ◆老眼鏡しか使ったことのない方
*遠近両用レンズはオススメしません。(チャレンジしたい方は別です)
*常用メガネ(遠く用)を掛けた事のない方が遠近両用レンズを使う場合には
 『遠くがぼやける』(裸眼のほうが自然)『足元が怖い。グラグラする』(階段が怖い)
 『近くがはっきり見えない』(老眼鏡より見えない)・・・ こんな台詞が・・・
でも、遠近両用レンズが悪いのでしょうか?
原因解明・改善をすることより、不満を言われるケースが多いです。
『遠近は駄目!使えない!』 『老眼鏡に交換して!』この様になる可能性があります。
『れんず屋』では、遠視の方で遠用メガネを使った事のない方には、
遠近両用レンズはオススメしておりません。
ご提案として・・・
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
時間は掛かりますが、確実にお使い頂けるステップです。
無理にはオススメしませんが、
遠視の方は本当は遠近両用レンズを一番使ったほうが良い眼だと思います。
遠視の方は、まずは『遠用メガネ』『パソコンレンズ』で快適な遠方視界と
眼のリラックス効果があることを体験して下さい。
その後に、遠近両用レンズの快適な視生活が待っています。

C正視?近視?遠視?老眼?〜あなたの「眼」はどのタイプ? 特殊編〜
乱視って?強度数?プリズム?左右差?
『乱視』。 言葉では聞きますが、どんな眼かご存知ですか?
乱視以外にも、「度数の強い方」「左右差のある方」「プリズムレンズ」など・・・
正視・近視・遠視の要素以外にも色々な方がいらっしゃいます。
簡単にご説明させて頂くと共にメガネレンズご選択の際の参考にして下さい。
眼のメカニズム
【乱視の眼とは】
2つの焦点
角膜や水晶体が円形ではなく、ラグビーボール状の形をしています。
その為、ピントが一点に集まりません。眼の疲れ、線がにじんで見えたりします。
網膜より眼前に2つの焦点がある場合には、近視性乱視。
眼後の場合には遠視性乱視。前後に焦点がある場合には、混合乱視と言います。
乱視の補正図
乱視のレンズで一定方向の屈折を強めることで、
2つの焦点を1つにして網膜上にピントを合わせます。
乱視とは角膜や水晶体の湾曲が球面状態ではなく
ラグビーボールの様に湾曲している為、光の焦点が一点に集まらない状態を指します。
ほぼ、全ての方に乱視はあります。
※角膜・水晶体は工作機械で出来た物のように、真円ではありません。
※弱い場合は、眼の調節で補えるので度数を入れる必要の無い方もいらっしゃいます。


乱視の見え方は、ピントが合わずに映像がにじみます。
一方向に度数のある円柱レンズを遠視や近視のレンズに加えて、
2つにズレた焦点を一つにします。→くっきり・はっきりした見え方になります。
しっかりと、見え方の体験をして下さい。

【強度数レンズとは】
メガネがないと何も見えない! 私は度が強い!
「度が強い」これは、良く耳にする言葉です。
しかし、いったいどの位の度数から強度数になるのでしょうか?
定義や決まりはありませんが、れんず屋の認識としては・・・
〜近視の場合〜
弱度数   0 〜−3D位 高屈折レンズの必要がない方
中度数 −3D〜−5D位 薄型レンズ推奨(屈折率1.60 1.67)
強度数 −5D〜−8D位 高屈折レンズ推奨(屈折率1.70 1.74)
特注度数 −8D以上 特注になる事など、制限が発生します。
〜遠視の場合〜
弱度数   0 〜+2D位 高屈折レンズの必要がない方
中度数 +2D〜+4D位 薄型レンズ推奨(屈折率1.60 1.67)
強度数 +4D〜+6D位 高屈折レンズ推奨(屈折率1.70 1.74)
特注度数 +6D以上 特注になる事など、制限が発生します。
〜乱視の場合〜
弱度数   0 〜±1D位 店頭に在庫がある範囲
中度数 ±1D〜±2D位 メーカーに在庫がある範囲
強度数 ±2D以上 特注になる事など、制限が発生します。
製作範囲外 ±4D以上 度数によって、製作の可否が発生。
遠近両用選択の際に・・・
※弱度数・中度数の場合には、特にレンズ選択に影響はありません。
※強度数の場合、レンズの厚み・重さなどからフレーム選択に影響がある場合があります。
※特注強度数などの場合には、高屈折レンズをお勧めします。
〜レンズ選択の参考にして下さい〜

【左右差のある眼】
右目・左目のメガネレンズ度数が2D以上の差がある場合には、左右でレンズを通して見える
物の大きさが変わり、映像がダブって見え、違和感が出る場合があります。
更に左右差がある場合・・・3D、4Dなど。
不等像視(焦点が合わない)の場合には(両眼視に支障がある状態)
左右差のあるメガネレンズに慣れられない場合、強い方の度数を弱く、
または、弱いほうの度数を強くして左右差を少なくする事があります。
その時には左右の加入度数が大きく変わることもあります。
まずは、遠用度数を確定しましょう!一番重要です。
左右の加入度調整は、十分に時間を掛けて・・・

【斜位・プリズムレンズ】
左右の眼の向いている方向(眼軸)にズレがある場合、レンズにプリズムを入れて
補正する事があります。
眼の疲れを防止したり、モノが二重に見えることを抑えます。
遠近両用レンズの場合にも、遠方視・近方視などを快適にする様にプリズム補正を
検討する場合があります。
(モノがダブって見えるなどのご不満がありましたら事前に申し出て下さい。)

C正視?近視?遠視?老眼?〜あなたの「眼」はどのタイプ? 老眼編〜
近くのモノが見えにくい! 老眼とは?
老眼とは目の調節力(ピント調節)が低下する状態です。
調節は水晶体で行っています。
近くを見るときは水晶体を膨らませ、近くの1点にピントを合わせますが、
水晶体の弾力性が低下して、十分に膨らませることが出来なくなります。
→近くの新聞などを見たときの焦点が、網膜にピントが合わない状況を指します。
眼のメカニズム
正視で調節力がある状態(ピントが合う)
追うがんの状態(ピントが合っていない)
老眼の症状としては・・・
1.新聞・本などを読むときに遠ざけてしまう
2.暗いところで、文字が見えにくい。
3.長時間のパソコンなどで、眼が疲れを感じる。
4.近視の場合メガネを外すと読みやすくなる。
遠視・近視・乱視に関係なく、誰もが30代後半から始まり、40代半ばには症状がでます。

『老眼かな?』 メガネの理論
@メガネの基本は遠方視を正視の見え方にします。
→近視ならマイナス・遠視ならプラス、そして乱視などをレンズで補正して
  遠くを見える状態にします。
遠視の補正図・近視の補正図
正視図(近視・遠視補正同様)
A本や新聞などの近くにあるものの見え方は?
@のメガネを掛けた状態や正視の見え方は、遠くのモノにピントが合って良く見えますが
近くのモノの焦点は網膜よりも後ろにきます。
眼は網膜の後ろであった焦点を網膜に合わせるために、
水晶体を調節する事が出来ます。
調節のメカニズム
眼は遠くを見たり、近くを見たりする時に無意識に水晶体を膨らませ、
ピント調節を繰り返し行っています。
●遠くを見ている時→調節休止状態 ●近くを見ている時→調節状態
調節休止状態・調節状態
水晶体が膨らんで度数を強くして、網膜の後ろに合った焦点を網膜に合わせます。

老眼の近方視 近くのモノを見たときに調節力を最大に使っても
焦点を合わせる事が出来ず、ぼやけます。
また、はっきり見ることが出来ても、
調節力を最大に使っていると、
眼が疲れてピントスピードが低下します。
老眼の症状
  1.新聞・本などを読むときに遠ざけてしまう
  2.暗いところで、文字が見えにくい。
  3.長時間のパソコンなどで、眼が疲れを感じる。
  4.近視の場合メガネをはずすと読みやすくなる。

C老眼鏡(メガネ)の役割
プラスレンズを使い、後ろにある焦点を網膜上に合わせます。
老眼の近方視(メガネなし)
老眼鏡(メガネ)使用時
老眼になり、ピントが合わない状態を老眼鏡を掛ける事で、本や新聞などを見やすくします。
老眼鏡(単焦点)とは、あくまでも近くに焦点を合わせたレンズなので、遠くは見えなくなります。
老眼メガネの種類
老眼には、老眼鏡(単焦点)だけでなく目的に合った多種多様なレンズがあります。
老眼メガネの種類
遠近両用レンズ
境目のないレンズで、遠く〜近くまで(『遠方』『中間』『近方』)を見ることが出来るレンズです。
外見は普通の単焦点レンズ(近視・遠視・乱視)と全く同じ。境目はありません。
遠近両用視界イメージ 遠近両用視界イメージ
仮想八重焦点 累進屈折力
遠くを見るためのレンズ(度数)をベースに、
レンズの下方向に向かって徐々にプラス度数が加算されています。
(遠くを見る部分から近くを見る部分まで連続的に度数が変わります。)
老眼になった場合、老眼鏡を使用することも一つの方法ですが、遠近両用を使うことで
掛け外しなく快適に見ることが出来ます。
眼の状態(近視・遠視・正視など)、環境(パソコン・近業作業)によって個人差はありますが
測定結果や眼の度数を知ることで、快適レンズをお選び頂けます。